就職情報誌などで 「 大学生のうちに資格って取っておいた方がいい 」と
見かけますが、みなさんはどのように思っていますか?
これも、本当に良い質問です。
僕の結論は「 資格は取れるなら取るべき」と答えています^^
資格って、資格を取ること自体で実力が上がるわけではなかったりするんですが、
取ることで色々とメリットが存在するんですよね♪
今回は、僕の失敗談と資格のメリットや考え方を詳しく説明していきますね^^。
大学生のうちに資格は取得をするべき?
ほとんどの人には資格取得が良い結果につながると思います。
なので僕の結論は「 資格を取っておくべき 」「 就職には有利 」となります^^
もちろん例外もあって、例えば「 自分はフリーランスで生きていく
から大丈夫^^ 」とか「 音楽活動に資格とか無いし^^ 」などの場合です。
「 会社に勤めるつもりが無い 」って方には確かにあんまり意味が
無いのかな〜?とも思っております。
ただ、資格を取っておけば間違いなく人生の選択肢が増えます。
これは確かに言えることです。
この記事を読めば、資格に対しての考え方がクリアになるので、ちょっと
長いですが学生や新社会人にも、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
(1) 資格と現代社会
世の中には資格の数が、それほど星の数ほどあります。
「 これ、本当に必要?w 」と思う資格もあると思いますが、何かしら
人の役に立ったり、安全に、また楽しく暮らすためには必要なので
存在するのだと思います。
そして、僕が受ける質問で多いのが「 免許と資格の違い 」なんですね。
ざっくり説明します。
免許とは?
免許
:誰かに許されて「 それに関し、あなたの技術量を認めたので
やっていいですよ 」と許可をもらって作業できる権利。
(例)
:車の運転免許、料理師免許など
資格とは?
資格
:「 それに関し、あなたの実力は私達の判定基準で【 〇〇級 】の
力があります 、って他の人に伝えていいですよ 」という
その国や、その業界での実力の物差しなどに使われるもの。
(例)
:英検、漢検、webデザイン技能検定など
上のように考えると、考え方がまとまりやすいと思います。
ただ、資格といっても免許に近い性質のものも多くあるので柔軟に
考えてもらえればと思います。
今回の記事は「 資格 」に関しての考え方を深掘りしていきます。
(2) なぜ資格を取るべきか?
資格を取ることによって何か実力がついたりとか、いきなり人生が
変わるとういうことは、起こりにくいかと思います。
実際、僕もいろいろな会社で働いてきましたが、準備として資格らしい資格は
ほとんど取ってきませんでした。
僕は「 仕事ができればいい 」とずっと考えてて、自分の仕事力を鍛えたり、
本を読んだりして勉強することで作業の効率化やコーチング力を身につけていきました。
いろんな会社で管理職にしていただけたので、自己成長の方法としては
それでも間違ってなかったと思います。
上の話は自慢してるとかそういうのじゃなくて「 資格が無くても
管理職になれたり、場合によっては困ることは無いですよ〜 」という
例で伝えているつもりなので、そう思ってもらえると嬉しいです^^
(3) 僕の失敗談話ですw
繰り返し言いますが、僕は「 実力主義者 」的な考え方にも
ほどがあったんですねw
ここでみなさんにも協力いただいて、ちょっと考えてみて欲しいことがあります。
次の例文を読んでどう思いますか?
(例)
・僕は英語を6年勉強したので、英語はけっこう話せると思います。
・自分は、webサイトを20個くらい作ったので、初心者よりは詳しいです。
・わたしは、今の会社で10年間務めたのでパソコン操作には詳しいし
コーチングや教育の能力があり、今の会社で認められています。
上の例文を「 自分が『他の会社の面接官』の気分 」で読んでみてほしいと
思います。
そして、1分くらい考えて欲しいんです。
考えてもらえましたか?。
みなさんが面接官の立場で「 この人の実力なら、一緒に仕事をしたい!! 」って
思える判断基準になりましたでしょうか?。
キビシイ言い方になりますが「 英語がけっこう話せる 」とか「 パソコンには
詳しい 」とか、どれくらいできるか?が全く分かりませんよね....。
実際の僕が、上のような感じでしたw
「 世間へ自分の実力の説得力があんまり無い状態 」だとしても、実際に
各現場である程度の成果は出してきたから昇進できたんだと思います。
ただ、その実力を「 広く社会で理解してもらうとしたら、具体的に
どういったレベルなのか? 」を説明するのが本当に難しいんです(T_T)
(4) 何で1番、どのように困ったか?
1番困るのは、やっぱり「 就職、転職の面談 」ですね。
めちゃくちゃ困りました...。
何の質問をされても「 誰にでも伝わる自分の実力 」というのを、根拠を持って
相手が納得するように説明することが、かなり困難なんです(T_T)
想像してもらえると分かるかと思いますが、僕が一生懸命に説明をすればするほど
「 なんだかウサンくさい 」感じになっちゃうんですよねf^^;
ああ、自分で書いててヘコんできました....。
仮に面接の例を挙げてみます。
「 私は、海外で留学経験があり、ある程度は英語が話せます。
〇〇大学の経済学部に所属しているので、御社に貢献できると思います。 」
って言われても、まぁ伝わらないですよね....。
自分も面接をする採用側だった経験があるので、そういったアピールポイントに
対して「 それがスゴイかどうか分からない 」とは伝えていました。
なぜそう思うか?、も説明します。
なぜ、実力が伝わらないかの理由
・海外の留学経験
>下手したら、日本人ばっかりの場所で暮らしていて英語スキルが低い可能性もあり
話せるが、正しい文法での文章作成や翻訳ができない方も多くいます。
・経済学部に所属している
>所属して「 具体的に何の力を手に入れたのか? 」がサッパリ伝わらない。
といった感じで質問を受けたら回答をしていました。
もちろん、熱意はとても分かるし「 良い子なんだろうな〜^^ 」という子もいるし、
そこは分かるんですが、会社というのはそれだけでは成り立たないのもまた事実です...。
(5) 就職にどのように有利なのか?
それでは、資格が「 就職に有利 」となる利点についても説明していきますね^^
まず、今の僕が昔に戻ったなら「 資格を取る方法の勉強もする」と思います。
理由は「 自分がやりたい事を実現するために、自分をきちんと評価してもらう為の
スタート地点にたつ道具が欲しい 」からです。
ちょっと上の理由は難しいと思うので、分解しながら深掘りしていきます。
最初に述べたように、自分がやりたいことの技術を勉強って「 資格を取るために
やっている訳では無い 」というところはすごく大事です。
あくまで「 資格は道具 」であり「 やりたい事の目標(ゴール) 」ではなく
「 工程 」のひとつに分類されるかと思います。
例題を一緒にみていきましょう^^
例えば、僕が今「 webページの制作会社に勤めてスキルを磨きたい^^ 」という目標が
あったと設定します。
ここでは短期的なゴールの設定をします。
<ゴール( 目標 )>
[/st-mybox]
webページの制作会社に勤めたい。
>>1番大事なのは、短期的に見てここです。
では、ゴールにたどり着くまでには、どうすればたどり着きやすいか?。
もちろん最優先でやるべきことは「 webページ制作スキルの向上 」です。
これが大事なんですが「 そもそものスキルが低ければ、資格を取るのに苦労するし
入社後に実力と、仕事の難易度のギャップに苦しむ可能性が高いから 」です。
そこを念頭に入れて自身のスキル向上とともに、その業界で一般的に
通用する資格の取得の勉強も並行しておこないます。
正直、かなり大変ですがゴールがあれば頑張れると思います^^
頑張って資格を取得したら、どういったことができるか?、
詳しく書いていきます。
<目標>
「 webページの制作会社に勤めて、その業界で生きていきたい^^ 」
<資格を取ると、面接で言えるようになること>
私はWebページの制作が好きで、御社に入社を希望しております。
現在は自身でスキルの向上のため、自宅で学習しており
資格は「 〇〇検定1級 」を取得しました。
実際のwebサイトのサンプル(成果物はポートフォリオというとかっこいいw)が
こちらのwebサイトでして、こういったものを作れます。
御社の事業実績ページのクライアント様のサイトを拝見し
私なりに近づけて作ってみたものがこちらです。
もし、採用いただければ以上から御社の事業に貢献できると思っております。
何卒よろしくお願いします。
くらいの事が言いやすくなってきます。
説明に対して、根拠を示せていると思います
すごく話に具体性が出てきているのではないでしょうか?
もちろん、この記事を読んでくれてるみなさんが、謙虚な姿勢や身だしなみなど
「 いろいろと頑張ってるんだろうな〜^^ 」と信頼しているからの内容です。
ある程度のレベルでこれらのことができると、面接官の表情が
「 話を聞いてくれる表情 」になってきます。
僕が面接を上のような感じで受けたとしたら、
ちなみに、このサンプルサイトはどれくらいの時間で作れますか?
作るのにどんな資料を使ってますか?
とか、採用希望者さん本人に興味を持って質問ができるかと思います。
反対に、自分を説明することが根拠を示せてない時は、雰囲気としても
詰められてる感じの印象を受けやすい面接になるかと思います。
ここで「 資格はゴールじゃなくて道具 」というのが、かなり伝わったと思います^^
おわりに
いかがだったでしょうか?
「 資格は取った方が良い 」という結論の意味が伝わったと思います^^
僕は本当に「 資格自体のこと 」、言い換えると「 資格の持つチカラ 」にまで
考えが及ばず、自分でしっくりこないまま過ごしてきました。
ただ、資格の使い方や意味が分かってたら「 うわー、資格を取っておけば
良かった!! 」となる場面が過去に何度か合ったように思いますf^^;
僕の周りでも、僕以上に頑張ってて、僕以上に成果を出してるのに
苦労している方もたくさんいます。
記事を読んでくれたみなさんが、正しい努力をして実力をつけたら、それが
きちんと周りに伝わって、正当な評価を受けれる方法の理解できたら嬉しい
と思っています。
そして、みなさん自身が満足できる社会生活を送りやすくなる事を
願っています。
ただ、最後に繰り返しになりますが「 努力が必要 」ってのは根本に
あるから頑張りましょう、応援しております^^